交通第2部 佐藤 健児

時代を読む力と挑戦する姿勢で
成長を追い求める。

技術力とマネジメント力の
  両方が求められる仕事にやりがい

入社以来、橋梁・函渠・擁壁など、道路構造物の設計や維持管理業務に携わっています。

私たちの業務は、新設構造物の設計にとどまらず、劣化した構造物の補修設計や大規模地震に備えた耐震設計、さらには定期点検など、非常に幅広い分野に及びます。道路構造物は、普段の暮らしを支えるだけでなく、災害時には救助活動や物資輸送の生命線ともなる重要なインフラです。そのため、一つひとつの仕事に大きな責任が伴います。また、構造物が設置される場所は、河川や道路、鉄道と交差するため、合理的かつ経済的であることに加え、関係者の要望を丁寧に取り入れた設計が求められます。

高度な技術力はもちろんのこと、関係各所との調整や合意形成といったマネジメント力も必要とされる仕事ですが、だからこそ大きなやりがいを感じています。

“現場”から“設計”へ
  ──経験を活かした新たな挑戦

入前職ではゼネコンに勤務し、北海道内各地の現場で施工管理を担当していました。函渠や橋梁下部工、鋼橋上部工の現場を多く経験する中で、「設計図の裏側」に強い関心を抱くようになり、31歳で設計の道に進む決意をしました。

設計コンサルタントである当社に入社してからは、業務内容の違いに戸惑いながらも、現場での経験を活かして日々学びを重ねています。転職1年目には、橋長100mを超える橋梁の詳細設計を任され、思うように進められず手が震えることもありましたが、上司の丁寧なサポートのおかげで、貴重な経験を積むことができました。

今は、新卒から技術を磨いてきた同年代の仲間たちに追いつき、そして追い越すことを目標に、日々努力を重ねています。

変化の時代に対応できる力を

建設業界では人手不足などの課題を背景に、ITやAIなどの先進技術の活用が急速に進んでいます。AI技術の進化は目覚ましく、今後は人に代わってAIが業務の一部を担う時代がやってくると感じています。こうした技術をどう活かしていくかが、これからの建設コンサルタントにとって大きな鍵になります。

5年後、10年後には、私たちの仕事のあり方そのものが変わっているかもしれません。技術者としてその変化に柔軟に対応するためには、設計技術に加え、ITスキルの習得や情報への感度も欠かせません。

これからも「時代を読む力」と「挑戦する姿勢」を大切にしながら、自分自身の技術力と対応力を磨き続けていきたいと考えています。